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Reclamation
埋立は、護岸で囲われた海域に土砂を投入して土地を造成する工事のことです。
国土の狭いわが国では、古くから工業化を背景に臨海部で埋立が行われており、特に近年では海上空港などの巨大な人工島を建設する海洋土木技術として注目を集めています。
埋立の施工手順は、原地盤を改良する、護岸をつくる、埋立土砂を投入する、埋立土砂を改良する、の4つに大きく分けられます。
海底には、水を含んだ軟弱な粘性土が堆積していることが多く、この上に荷重をかけると沈下してしまうため、埋立土砂を投入する前に地盤の改良を行います。
波浪などによって埋立地が崩れないように、また土砂の流出による海水の汚濁拡散を防止するために、埋立地の外殻施設となる護岸をつくります。
浚渫した土砂や陸上から運んできた土砂を投入して陸地を造成します。
埋め立てられた地盤が液状化したり、沈下しないように埋立地盤を改良したり、改良した処理土で埋め立てることによって埋立地を安定化させます。
当社は、主に「3.埋立土砂を投入する」作業に従事しています。
ポンプ浚渫船は、ラダー先端に取り付けたカッターで切り崩した海底の土砂を、ポンプで海水とともに吸い上げ、排砂管を通じて埋立地まで排送する作業船です。
ポンプ浚渫船による埋立は、わが国の埋立事業の代表的な工法として多くの実績を残しています。送泥距離が長くても対応できるため、浚渫土を利用した、大規模な埋立工事で威力を発揮します。
バージアンローダ船は、土運船の船倉に積載した土砂に注水して撹拌混合し、揚土ポンプで吸い上げて埋立地などに排送する作業船です。浚渫土のように含水比が高い土砂で埋め立てる場合は、バージアンローダ船による揚土が適しており、長距離搬送が可能です。また、埋立地の水を循環利用することによって汚濁の拡散を防止できます。